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されどわれらが日々 新装版 (文春文庫 し 4-3)

柴田 翔
おすすめ度:★★★★★
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古びた題材を現代に置き換えれば、若者の普遍が残る名作?
おすすめ度 ★★★★☆

『されどわれらが日々』です。今でこそ読まれる機会も少ないでしょうが、発表後しばらくはベストセラーとなり、かなりの部数が売れたようです。
内容はといえば、登場する幾人もの若者が自分の生きざまにそれぞれ疑問を抱きつつ、答えを出して生きて行こうとする、青春?文学です。
ベストセラーになったのもある程度納得です。

時代背景が時代背景だけに、扱われている題材が学生運動、共産党、女性キャラの場合は結婚するしないが価値観の全て、といった部分が見られて、時代を感じます。
でも、若者が抱える悩みの部分、そしてもがきながらもひたむきに生きて行く姿、というのは時代を超越した普遍だと思いました。
「今」という時間は、いつの時代でも、その時代を生きる若者にとって常に「われらが日々」なのですから。

手紙や、過去の回想描写が多く、時系列があちこちに飛ぶのですが、飛んだ部分は始めと終わりがきちんと書かれているので、読者が戸惑うことはありません。いちいち始めと終わりを書いてあるのはうざったいように最初は感じたのですが、後半では便利だと思うようになりました。

巻末の解説に、「手紙をどうやって速達に出したのか?」の謎が書かれていますが、……それよりも登場人物たちが皆一様に長い長い手紙を書くのに驚きです。昔の人、それも平均よりは遥かに偏差値の高い人とはいえ、そちらの方が現実離れしているのでは?




読み返してみましたが...
おすすめ度 ★★★☆☆

60歳近くなり、また読み返してみました。正直こんな内容だったのか、と落胆しました。やはりあの時代でなければ、著者や背景の思い入れが現代には伝わらないでしょう。著者の若書きも見えてしまいました。あまりにも男性の思い入れから女性が書かれてすぎています。福永武彦の「草の花」とともに当時のインテリゲンチャのモニュメント的な作品でしたが、読み返さなかった方がよかった、と思いました。



すばらしい
おすすめ度 ★★★★★

出来は非常に良いです。ファンなら買って間違いなく損のない品ですね。
こつこつお金を貯めてでも買う価値のある一品だと思います!


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