モノクロ効果絶大なフランス怪奇映画名作。怪奇とはいえリアルに現代的。娘の顔移植手術失敗の腐り具合の経過がリアルな写真が凄い。最初から最後迄犬神マスクをかぶらされた娘の姿に共感しつつ、顔面皮膚移植のために誘拐される娘達いい迷惑。最高に悪趣味。でもセンチメンタル。"""
幻想的な恐怖映画おすすめ度
★★★★☆
ピエール・ブラッスールは皮膚移植の権威として高名な教授である。娘のクリスチーヌが交通事故で顔の皮膚をなくしてしまった。事故は教授のせいだったのである。そこでわかい女を誘拐して、その顔の皮膚を娘に移植する。
メスが血をにじませながら皮膚をはいでいく場面は、目をそむけたくなるほどだが、カメラは冷徹に追いつづける。誘拐しようとする若い女を探すところから、すでに残酷な結末を予感させておそろしい。
移植は失敗する。絶望したクリスチーヌは、実験用の猛犬に頬をよせてを哀しい心をかよわせる。大きな犬が眼をとじて顔を寄せてくるところもまた、異様な美しさをかもしだして切ない。暗い闇に消えていくクリスチーヌ。舞う白いはと。なんともやりきれないラストシーンは詩的な美しさがある。
恐怖映画であるが幻想映画でもある。こんな映画は平均的な常識人ではつくれないだろう。見た後の衝撃は、気持ちがガクガクしてとうてい平静ではいられないほどだ。おそろしい。
悲しい童話おすすめ度
★★★★★
モノクロの昔の映画ですがとてもキラキラ輝いています。怖いというよりは悲しい童話の様な物語。コシミハルがこの映画が大好きなのもわかる様な気がします。女の子らしい小道具にあふれ、その中にいるのは仮面の少女という絵柄が悲壮感たっぷり。
凄いの一言
おすすめ度 ★★★★★
非常に素晴らしい一品だと思います
。値段の割には上出来。
ホント満点を付けても良い出来です。