「サムライ」魂を感じたい人にお勧めおすすめ度
★★★★☆
○読み始めたきっかけ
以前、NHKのドラマ放映を見ました。全部は見れなかったのですが、久しぶりに
「面白い!」と思い、次回が気になる内容でした。他のレビュアーの方も指摘して
いる様に、ドラマの方が原作に比べると重いテイストに仕上がっています。
○心に残る言葉
p.401 弱肉強食の国際金融の世界で生き抜く最大の武器は、情報収集力です。
一つの情報は、時に数億ドルのカネを凌駕するほどの力を持っています。
→これからは、「おカネ」や「資産」が優位性を持った時代ではなく、「情報」
や「付加価値」が重要だと思った。おカネやモノは、必要に応じてレンタル・アウ
トソーシングできる。しかし、重要な情報・付加価値だけは自分で探さなければな
らない。検索サイトのグーグルにしても、そのような情報を付加価値をつけて提供
しているに過ぎない。
自分も何か他者とは違う「情報」をもっていなければ価値がない。
p.457 アメリカの金融機関の良くないところの一つは、自社の名は世界中どこで
も尊敬と畏敬の念で崇められると勘違いしていることだ。(中略)。目的がビジネ
スの成功にあるなら、敷居を低くして、客を集めやすい環境に気を配ることが必要
じゃないか。
→なかなか欧米の小売業(ウォールマート、カルフールなど)が日本で成功しな
いのは、日本独特の商慣行だけでなく、このような要素もあるのではないかと思い
ました(業種は全然違いますが)。現在、スウェーデンの家具屋「IKEYA」がヒット
しています。前回、進出した時は失敗し一度撤退しています。北欧家具の「イメージ
戦略」と「低価格戦略」がうまく、日本市場にマッチしたのでしょう。
中国でも大変な売れ行きです。決して品質は良くありませんが、マス市場である、
中の上レベルの若年層消費者から支持されています。デザインがちょっとお洒落で
手が出せる価格というのがポイントです。
○どんな人に読んでもらいたいか。
大企業で働いていると、このような組織の壁には誰もが悩まされる問題だと思った。
その中で自己の正義感や信念に沿って行動する「サムライ」魂を感じたい人にはお勧め。
経済合理主義、責任感、けじめがキーワードです。
経済やバブル期について、興味のある人は楽に読み進められると思います。
はっきりいって、すさまじい出来です。
おすすめ度 ★★★★★
とても面白いじゃないですか
。ファンなら買って間違いなく損のない品ですね。
買って良かったと思います。