今までの作風と全然違うと感じました!結局どの世界に行きたいか、とういのは何色のドアを開けるか、つまり自分がどんな気持ちで自分の人生の扉に手をかけるかなのだと思いました。
困難も喜びも全ては自分に与えられたもので、希望をもって生きる抜くことが大切です。自分を信じ、希望を信じ、前に進んでいくことが喜びをもたらすのではないでしょうか。ソフィーの呪いは、結局は自分自身で解くことが出来きました。自分の可能性を信じたとき、誰しもが魔法使いになることができるのです。
ジブリの変化おすすめ度
★★★★★
ジブリがここ数作でちょっと変わったのは、全ジブリファンが認めることだと思う。そして昔からのジブリファンにとってはそれがとても受け入れられないらしい。
私はナウシカやカリオストロからのジブリファンだが、今のジブリも好きだ。
昔の作品は、メッセージがとても分かりやすくストーリーもシンプル。純粋に楽しく、諭される映画だったと思う。
今のジブリは、「考えさせる映画」だと思う。ストーリーもメッセージも、何通りもの解釈が出来るまま受け手にほうりだされる。私はハウルを見た後も色々な謎で頭が混乱してしまった。
しかし、この考えることこそが必要なのだ。ソフィの容姿の変化、ハウルの正体。これらの謎を自分なりに考えていくことで、自分の哲学が増えるのではないか。
最近のアニメのように、作品に全てを説明させるようなものよりも、「考えさせる映画」こそが、これから必要だ。私はそういう点でこの映画を高く評価する。
また、声優は、ソフィの若い頃は難点だったとはいえ、他は見事だ。キムタクだからといって叩くのは気の毒だと思う。映画を見る時くらい心を広く構えて見ようよ。
細部まで妥協なし
おすすめ度 ★★★★★
届いてからずっと気に入っています
。従来の伝統を引き継ぎつつ、バランスがうまくとれてます。
ホント満点を付けても良い出来です。
概要
国内はもちろん海外でも高い評価を受けた『千と千尋の神隠し』から3年を経て、宮崎駿監督が発表した長編アニメーション(2004年公開)。魔女の呪いで90歳の老婆に変えられてしまった少女ソフィーと、人々に恐れられているが実は臆病者の美青年魔法使いハウルが、王国の争いに巻き込まれながら心を通わせていく。ダイアナ・ウィン・ジョーンズの「魔法使いハウルと火の悪魔」を原作としたファンタジーだ。
ハウルの城がもやの中にその姿を現すファースト・シーンだけで観客を別世界に引き込む手腕からして、やはり圧倒的。エピソードの因果関係などが若干わかりにくいきらいはあるものの、晴れた日の海の輝き、静謐に佇む湖が与える安らぎ、日常の中に訪れる平和な時間といった、何気ない一瞬の素晴らしさに心を奪われずにおれない。「千と千尋〜」同様に、大筋と言うよりは細部にこそ味がある作品と言えそうだ。(安川正吾)